ディック トレイシー

色彩が紡ぐ、正義と悪のファンタジー。

ストーリー

1930年代の都市を舞台に、正義感溢れる刑事ディック・トレイシーが、犯罪組織を率いる悪党ビッグ・ボーイ・キャプリスと対峙する姿を描く。トレイシーは、彼の恋人テス・トゥルーハートとの関係を維持しながら、凶悪な犯罪者たちを追い詰める。華やかな色彩と独特のビジュアルスタイルを駆使したこの作品は、ヒーローと悪党の対決を華麗に描き出す。

感想

『ディック トレイシー(DICK TRACY)』は、一言で表すならば、視覚的な絢爛さとノスタルジックな犯罪ドラマが融合した、まさに絵画のような映画だ。監督兼主演のウォーレン・ベイティは、コミックの世界を忠実に再現した美術と色彩の魔術師とも言えるだろう。特に、原色のカラーパレットが生み出す独特の世界観は、観客を1930年代のアメリカにタイムスリップさせる。アル・パチーノが演じるビッグ・ボーイ・キャプリスは、まさに悪役の教科書的存在で、その迫力ある演技は映画全体を引き締めている。さらに、音楽を担当したダニー・エルフマンのスコアは、緊張感を煽ると同時に、物語のリズムを心地よく保っている。狂気的なまでにスタイリッシュな映像美と、キャラクターたちの鮮烈な存在感が、この作品を単なる犯罪映画以上のものへと昇華させた。アカデミー賞ではメイクアップ、アートディレクション、サウンドにおいて受賞を果たし、その技術的完成度が高く評価されたのも頷ける。

作品詳細

タイトル
ディック トレイシー
制作年
1990
キャスト
ウォーレン・ベイティ
アル・パチーノ
マドンナ
ダスティン・ホフマン
スタッフ
監督・製作:ウォーレン・ベイティ
脚本:ジム・キャッシュ
ジャック・エップスJR
評価
版元
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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